ペンギン海岸エリアに展示しておりましたイワトビペンギン(オス 24歳 2017/6現在)につきまして、
高齢に伴うケアのため、バックヤードでの飼育に切り替えましたので、展示を終了いたしました。
マリンピア日本海ではミナミイワトビペンギンを1990年に6羽搬入し、飼育を開始。
繁殖個体は現在飼育されている1993年6月6日うまれのオス1羽のみです。
片目をケンカで失明し、もう片方の目も白内障を発症しているため両目がほとんど見えていない状況でありながら、活発に生活していました。
しかしこの春頃からペンギン海岸の溝付近をよく歩くようになり、時々溝に落ちてしまう姿を心配するお客様の声が多く寄せられるようになりました。
もともと本種は日本より涼しい地域に生息しているため、新潟の夏の高温は24歳という高齢個体には負担が大きいと判断し、このたびバックヤードでの飼育に切り替えしました。
今後は、展示の予定はありません。
ミナミイワトビペンギン Eudyptes chrysocome
英名”Rockhopper Penguin”
岩を飛びながら移動することから名づけられました。
ミナミ、キタ、ヒガシ(ヒガシはミナミの亜種とされる)に分けられ、国内ではミナミイワトビペンギンとキタイワトビペンギンが飼育されています。
寿命は十分に研究されていませんが、野生下で10~15年、飼育下で25~30年と推測されています。(キタ、ミナミ、ヒガシ全て共通に扱われています)
ミナミイワトビペンギン:絶滅危惧Ⅱ類(VU)国内では12園館 127羽
キタイワトビペンギン:絶滅危惧IB類(EN)国内では7園館112羽