みどころ情報

設備メンテナンスに伴うユーラシアカワウソ展示休止のお知らせ2025/3/3~3/12

設備メンテナンスに伴い、次の期間ユーラシアカワウソの展示を休止します。
ご理解・ご協力くださいますようよろしくお願い申し上げます。

場所:水辺の小動物ゾーン ユーラシアカワウソ水槽
休止期間:2025/3/3(月)~12(水)

鯨類(クジラ・イルカ)の情報をお寄せください

マリンピア日本海では新潟県での
「鯨類の目撃、漂着情報」を募集しています!

TEL >📱 025-222-7500
メール >✉ info@marinepia.or.jp

皆様からお寄せ頂いた情報は、鯨類の研究に役立てます。
> 新潟市水族館マリンピア日本海 調査・研究
> (一財)日本鯨類研究所による寄鯨調査事業

鯨類以外の生物の漂着情報についてもお待ちしています!

2024/12/17~22新潟市に漂着したヤリマンボウを標本展示しました

新潟市巻漁港に漂着したヤリマンボウ

>>> 2025年1月11日(土)~13日(月祝)新潟市西蒲区五ヶ浜に漂着した個体を展示しています!

 

12月16日(月)、新潟市巻漁港で「ヤリマンボウ」が漂着したとの連絡を受け、同日データ収集等の調査を目的に死亡個体を搬入いたしました。
標本の状態が非常に良いことから、冷蔵状態での公開展示を行うことにしましたのでお知らせいたします。
なお、鮮度保持の関係から展示は12月17日(火)~19日(木)の3日間を予定しております。
ぜひご覧ください。

 

展示日時:2024年12月17日(火)~22日(日) ※終了しました
     ※標本の状態によって展示期間が前後する場合があります。
展示場所:本館アクアラボ脇 屋外通路

 

〇 生物情報
和名:ヤリマンボウ(フグ目マンボウ科)
学名:Masturus lanceolatus
全長:1250mm 体重:89.4kg

〇 発見について
発見日:2024年12月16日(月)
発見場所:新潟市巻漁港

新潟市巻漁港に漂着したヤリマンボウ

 


マリンピア日本海では、海岸などに漂着した生物の記録・調査を行っています。>漂着混獲動物 記録

産経新聞「飼育員日誌」連載中(新潟・長野・山梨県版)

産経新聞(新潟・長野・山梨県版)朝刊で、毎月第2・4土曜日「マリンピア日本海 飼育員日誌」を連載しています。
ぜひご覧ください。

<バックナンバー>
2020.04.11 「アクリルガラスの窓
2020.04.25 「イルカの体温
2020.05.09 「ビーバーのにおい
2020.05.23 「イルカの体重測定
2020.06.13 「クラゲの増やし方
2020.06.27 「魚は飲み物?
2020.07.11 「カマイルカの成長(歯)
2020.07.25 「ゴマフアザラシの繁殖
2020.08.15 「ペンギンの換羽
2020.08.29 「カマイルカの舌
2020.09.12 「チンアナゴの展示
2020.09.26 「バイカルアザラシ
2020.10.10 「コブダイ
2020.10.24 「イルカの健康管理
2020.11.14 「魚のウミヘビ
2020.11.28 「ビーバーの餌
2020.12.12 「ホンソメワケベラ
2020.12.26 「カワウソ
2021.01.09 「魚のヒレ
2021.01.23 「シナイモツゴ
2021.02.13 「アシカ・アザラシ
2021.02.27 「アカテガニ
2021.03.13 「イルカが出す音
2021.03.27 「クロサンショウウオ
2021.04.10 「動物の記録
2021.04.24 「アカムツの繁殖
2021.05.08 「小型ボートで近海調査と生物採集
2021.05.29 「フンボルトペンギン
2021.06.12 「動物の輸送容器
2021.06.26 「飛ばないペンギン
2021.07.10 「深海生物の展示
2021.07.24 「アシカとアザラシ
2021.08.14 「日本海のウミガメ
2021.08.28 「ビーバーの尻尾
2021.09.11 「ペンギンの鋭いくちばし
2021.09.25 「クラゲの餌
2021.10.09 「動物の体重測定
2021.10.23 「サメとエイ
2021.11.13 「魚の”脱皮”
2021.11.27 「ウミガラスって?
2021.12.11 「コシノハゼ
2021.12.25 「クラゲの餌
2022.01.08 「海水魚の採集
2022.01.22 「サンゴの争い
2022.02.12 「ハゼの生態
2022.02.26 「ゴマフアザラシの個体識別
2022.03.12 「アオリイカ
2022.03.26 「鰭脚類の寝姿
2022.04.09 「アミキカイウツボ
2022.04.23 「コンペイトウの成長
2022.05.14 「アカハライモリの成長
2022.05.28 「クマノミの生態
2022.06.11 「ウテナウミシダの構造
2022.06.25 「海藻と海草
2022.07.09 「イルカのメロン
2022.07.23 「屋外展示にいがたフィールド
2022.08.13 「イルカの音
2022.08.27 「ペンギンの輸送
2022.09.10 「「アカムツ」の由来
2022.09.24 「動物の観察と健康管理
2022.10.08 「毒のある魚
2022.10.22 「イルカの睡眠
2022.11.12 「両生類の餌
2022.11.26 「フンボルトペンギンの卵
2022.12.10 「エボシガイ
2023.01.14 「アシカとアザラシ
2023.01.28 「鯨類の首の骨
2023.02.11 「魚の闘争
2023.02.25 「大水槽の給餌
2023.03.11 「クラゲと光合成
2023.03.25 「タコの吸盤
2023.04.07 「水槽掃除
2023.04.22 「カマイルカの繁殖
2023.05.13 「世界カワウソの日
2023.05.27 「ホッコクアカエビ
2023.06.10 「イルカの歯
2023.06.24 「シロウ
2023.07.08 「ペンギンの糞
2023.07.22 「イルカのジャンプ
2023.08.12 「ウミウシ
2023.08.26 「イルカショーのハプニング
2023.09.09 「ペンギン
2023.09.23 「イルカの目
2023.10.14 「ウケクチウグイ
2023.10.28 「ウミガラスのヒナ
2023.11.11 「骨格標本
2023.11.25 「ウミガラス
2023.12.09 「クラゲの水槽
2023.12.23 「朝の清掃

「海の生き物なんでも相談室」回答集

※質問受付は終了しています。

毎年恒例、マリンピア日本海「海の生き物なんでも相談室」
今年は7/24~27 BSN新潟放送「工藤淳之介3時のカルテット」にて開設しました。

番組内では1日につき3問を厳選して回答しましたが、その他にもたくさんの質問をいただいておりますので
8/1~5の間、さらに1日3問ずつピックアップして掲載いたします。

8月はこのあともBSNラジオで生き物情報を発信します!
OAスケジュールはこちらからチェックしてください >2023夏ラジオ出演情報

番組ニックネーム 質問 マリンピア日本海の回答
くるぶしつよしさん
8/5new
マリンピアの水槽には色々な魚が1つの水槽で飼育されている場所があります。閉館後はライトは消して暗くしているのでしょうか?夜間になると鱸などが鰯を捕食したりしていますか? 閉館後は照明は消します。魚食性の強い大型魚は日中も小型魚を捕食します。夜間も活動するタイプなら捕食していると思います。
さっくんさん
8/5new
なまこの口ってどこにあるんですか? ふさふさの突起がある方が口です。
おりーぶさん
8/5new
今から30年ほど前、当時信濃川傍にあった高校に通っていました。授業中ふっと見ると何かが?翌日の新聞で『アザラシ』だった事を知りました。その後も時々淡水である川に迷い込むアザラシがいますが、海水ではなく淡水でも生きて行けるのでしょうか? アザラシは哺乳類ですので、海水魚と違って迷い込む程度なら淡水でも大丈夫です。
ちゃぴんさん
8/4up
小学生の頃国語の授業であった(スイミー)のお話のように本当に小さな魚たちが固まって大きな魚に立ち向かうなんてことはあるんですか?? 大きな魚に立ち向かうことはありませんが、群れでいる方が逃げる時に有利だと考えられています。
うっちゃんさん
8/4up
漫画でイルカは元々陸の生き物で哺乳類だと書いてありました。どうして海の生き物になったんですか? 豊富なエサ資源や、重力に制限されることなく大型化できるなど、有利なことが考えられます。
ずんどこきよちゃんさん
8/4up
生きたままのイワシは水から揚げるとすぐ死んでしまうなど、漢字のつくりにも弱がつくくらい弱い魚だと思うのですが、どうやって搬送したり飼育しているのですか?なぜ死なせずに運べるのでしょう。 水と一緒に運んでいます。海のいけすから輸送トラックの水槽に運ぶ時も、トラックから水族館の水槽に入れる時も海水の入ったバケツで運びます。
トラックの詳細はこちら > 活魚輸送車
くるみんさん
8/3up
私はとても海の生き物が大好きです。特に、カワウソが大好きです。私が最近、気になる生き物がいます。それは、アザラシです。なぜ、マリンピア日本海へいくと、水槽に対し、垂直に立つようにしているのですか?凄く気になります。目が合うかな?と覗いても、目は合いません。でも、気持ち良さそうに浮かんでます。空を見てるのかな?とか、何を考えてるのかな?とか気になります。教えて下さい。ちなみに、アザラシは、うんちは、どこでするのですか?まさか、その時に、していたりして…。 アザラシが垂直に立つように浮かぶのは、元々の習性です。この姿勢は水面上の周囲の様子を見渡しやすく、外敵の接近などをより早く察知するのに役立つと考えられます。また、うんちは水中でも陸上でもします。
柴野三四郎さん
8/3up
魚を釣って、魚が小さかったときに海に返そうと思いますが、魚は人間の体温でも火傷して弱ってしまうとのことですが、どうやってさわって逃がせば良いでしょうか? できるだけ魚の体は触らないように、糸と釣り針だけを持って、魚の口から針を外すようにします。水族館で飼うために釣る際も、このようにしています。
沙羅さん
8/3up
質問です。海水浴シーズンがやって来ましたが新潟県の海岸で楽しむ際に気をつける事を改めて教えて下さい。特に、海中生物で 毒があるから触るなとか食べてはいけないとかなど。 新潟の海水浴で最も気をつける生物はアンドンクラゲです。刺されるとミミズ腫れのようになり痛みも強いです。刺されない方法は肌の露出を減らすことで、レギンスやラッシュガードを着用するのが効果的です。。
げんのほしさん
8/2up
子どもが水族館が好きでマリンピア日本海に遊びに行くことがあります。子どもから浜辺ではどんなカニが見れるのか、どうしたら見れるのかと聞かれることがあります。新潟の浜辺で見れるカニの種類や見つけ方を教えて下さい。 スナガニは砂浜に巣穴を掘って中に潜んでいます。時々出てくるので静かに観察してみましょう。消波ブロックの隙間にはイワガニが見られます。
ひまわりさん
8/2up
サファリパークでもナイトサファリで夜の動物たちを見るのがあるけど水族館の魚たちは夜どんな感じなのかしりたいです。昼間とはやっぱり動きとか違いますか? 多くの魚が夜は眠ります。水槽の照明を消すと砂に潜ったり、サンゴの隙間に隠れて眠る種類もいます。
たいまーちんさん
8/2up
水族館のラッコの数が減少していますが、繁殖が難しいのですか?それはどうしてでしょう?マリンピアではみられなくなってしまったので今でも寂しいです。 ラッコは野生から連れてきた世代や、その次の世代くらいまでは旺盛に繁殖しますが、それ以降の世代になると、繁殖能力が極端に低下します。原因として、野生下で食べている食物に含まれる微量な栄養素の不足や、飼育環境などが考えられていますが、はっきりとしたことは分かっていません。
エキスさん
8/1up
九州で魚釣りをしていたときにバリって魚を触っちゃいけないと言われましたが、刺されると死んじゃいますか? 九州でバリと呼ばれる魚はアイゴのようですが、アイゴは背ビレ、腹ビレ、尻ビレの棘(きょく)に毒があります。死ぬほどの強毒ではないですが、刺されると長時間、強い痛みがあるようです。新潟でも釣れることがあるので、注意が必要です。
ハルちゃんさん
8/1up
わが家には、小6の息子が居ます。息子に替わって質問します。同じ水槽にサメが居るのに小さい魚が食べられたりしないのですか? サメにも様々な種類がいて、小さい魚と一緒のサメは、海底で餌を探すタイプの種類を入れています。同居の魚が食べられることはありません。
にゃんにゃこさん
8/1up
海の生き物で色が派手な生き物と地味な色な生き物とあるのは何か理由がありますか?よろしくお願いします。 生息環境などにより様々な理由があります。現在開催中の企画展示「魚の色」で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
いずこさん
7/24OA
マリンピアでは、カマイルカとバンドウイルカが仲良く同じプールにいますが、自然界でも一緒にいる事が有るのですか? 餌を求めて魚がたくさんいるところに集まるので、一緒になることがあるようです。東港で釣りをしているとき、混ざった群れを見たことがあります。
さっくんさん
7/24OA
他のサメにはギザギザの歯があるのに、ジンベエザメにはどうして歯がないんですか? ジンベイザメにも細かい歯があります。小魚など小さなエサを吸い込んだ時、逃げないように引っ掛けるためについているのでは。
かなむくんさん
7/24OA
深海の生物がよく上がってきてるけど行ったりきたりできるのか知りたい。もしもできるなら水圧の変化とか大丈夫なのか知りたい。水族館に深海のいきものがいるけど水槽はどうなっているのか知りたい。  戻れるものもいます。気圧の変化で浮袋が膨張してしまうとなかなか難しいと思います。
ホテイウオなど産卵のために上がってくるものもいます。多分ゆっくりとあがって来るのでしょう。
一方カツオやマグロは浮袋を退化させているので、深いところと浅いところを高速で移動することが出来ます。
マリンピアでは水圧を調節している展示水槽はありません。傷まず採集できた生物を、深海と同じ低水温の水槽で飼育しています。一番低い温度で1℃くらいです。
ちーちゃんさん
7/25OA
マリンピア日本海は大好きで、子供と良く行きます。イルカショーが迫力があって、イルカが可愛くて大好きです!質問があります。イルカショーのイルカはすごく元気ですが、体調が悪い時はどんな症状が出るんですか?動物用の体温計はあるんですか?知りたいです!  発熱したり、食欲がなくなったりします。具合が悪いときは休ませて、投薬をしたりします。
体温計は、動物専用のものではなく、温度センサーのついたプローブという電線のような細長い道具を使って検温します。
体温計を入れられることに慣れるよう、トレーニングをしています。イルカの体温はほぼヒトと同じです。
ひよこタイガーさん
7/25OA
カワウソについて質問です。現在、ペットで人気のカワウソですが、何が原因でニホンカワウソは絶滅したのでしょうか?また、南区に獺ヶ通(うすがどおり)という地名があり、そこには昔沢山のカワウソがいたと地元の方から聞いたことがありますが新潟県にも野生のカワウソはいたのでしょうか?よろしくお願いします。  絶滅は毛皮目的の乱獲や、開発による生息環境の悪化が原因と言われています。
「獺ヶ通」は、現地の標識や神社の鳥居に表示があります。
ニホンカワウソは日本中にいたといわれているので、沢山いたのでしょう。
いつまで見られたのかはわかりません。近所の方に聞いてみましたが、見たことのある人はいませんでした。
とよきさん
7/25OA
水族館の閉館後に興味があります。飼育員さんたちには夜間勤務はあるのでしょうか?もしあれば一夜に何人で勤務しますか?それと閉館後や夜間はどんな飼育をして生き物たちと過ごしているか教えていただけると嬉しいです!  夜間は勤務していません。ただし、イルカの出産など特別な観察が必要なときは夜勤をする場合があります。
暗くなると活発になる生物はビーバーなど。逆に夜になると砂に潜り休む魚もいます。
みさきさん
7/26OA
大きな生き物は海から水族館までどうやって運んでるのか気になります! トドは専用の檻を使いトラックで移送、クレーンで吊って搬入します。
イルカは専用の担架に乗せて、水をかけ乾かないようにしながら運びます。
魚類は小さいうちに搬入し、水族館で育てて大きくするのが理想です。
日本海大水槽を泳ぐ大きなホシエイも最初は50cmくらいでした。
さぽさん
7/26OA
息子2歳は亀が好きです!亀はなんで甲羅を持ってるのですか?亀は脱皮すると聞いたことがあるんですが、海で脱皮するとその甲羅はどこに行くんですか?食べられちゃうのかなぁ? 爬虫類なので脱皮して大きくなります。甲羅ごとむけるのではなく甲羅の表面が剥げていきます。
甲羅の硬さは種によりますがミシシッピアカミミガメはワニのいる環境に生息しているのでワニに噛まれても耐えられる硬さを持っていると言われています。日本の亀の甲羅はおそらくもっと弱いです。
はるっきーさん
7/26OA
チンアナゴはなんでずっと潜っているのか知りたいです。 隠れるためです。餌を探すときと排泄する時出てきます。エサを探すときは水の流れてくる方向に頭を向けて、流れてくるエサを待っています。排泄する時は、下の方にある肛門まで出して排泄します。
みさきさん
7/27OA
水族館で展示する魚の種類はどのように決めているのですか?場所によって違う魚が展示されていて気になりました。 水槽ごとに展示テーマがあり、それに合わせた種類を展示しています。
えりんさん
7/27OA
昔金魚を飼っていたのですが、金魚や魚は素手で触ると火傷すると言われていました。マリンピアにはふれあいコーナーがありますが、そこにいるヒトデやナマコなどの生き物は素手で触っても平気なのでしょうか。 「磯の体験水槽」では、生き物は水の中でやさしくさわってください。中の生きものは時々交替してリフレッシュしています。
うさちんさん
7/27OA
ビーチコーミングが趣味で、時折海岸で貝殻やシーグラスを拾って楽しんでいますが、下越と中越の海岸では。拾える貝の種類が違う気がします。特に出雲崎町の海岸に行くと、「タカラガイ」の貝殻が多い気がしますが、これはやはり水温や海流の違いなのでしょうか?私の自宅近くの新潟市西区の浜では、今までタカラガイを見た事がありません。新潟県の海は冷たいというイメージがありましたが、場所によっては海水温が高かったりするのでしょうか?気になっています。 水温や海流の違いよりは、砂浜か岩礁かの違いが関係しています。タカラガイは岩礁性なので(放送では誤って「砂浜の貝」といってしまいました。訂正します。)出雲崎で多く見られますが、砂浜海岸に消波ブロックがあると岩礁性の貝が見られることがあります。

 

 

トドが妊娠しています (2023年7月2日に無事出産しました)

トド妊娠個体(パール)

マリンサファリで展示中のトド「パール」が妊娠しています。
出産予定は6月上旬から7月下旬です。
今回は雌雄いずれも初繁殖です。

動物の状態によっては、給餌解説の中止や、サファリの観覧制限をする場合があります。
ご理解をお願いいたします。

●個体情報
<種名>トド Eumetopias jubatus

<母>愛称 パール
2011年6月15日マリンピア日本海生まれ
母 ナーシ(2017年死亡)
父 タケ(2019年死亡)

<父>愛称 テツ
2016年7月10日伊勢シーパラダイス生まれ
2020年12月伊勢シーパラダイスから搬入

竪琴のような形の珍種「コトクラゲ」に関する論文発表

採集したコトクラゲ ※マリンピア日本海では展示していません

2018年から2022年に新潟市水族館マリンピア日本海とアクアマリンふくしまで実施した共同調査におきまして、コトクラゲが日本海側(日本領海内)で初めて発見されました。このことに関して論文が掲載されました。

2022年の共同調査の様子 調査中にROVで撮影したコトクラゲ

掲載雑誌
日本生物地理学会会報第78巻(2023年12月20日発刊)

掲載論文
日本海初記録?新潟県佐渡海峡から得られたコトクラゲLyrocteis imperatoris

著者
山内信弥¹*・幸塚久典²・石岡勇剛³・石澤佑紀³・石井輪太郎¹・新田 誠³
1* 公益財団法人ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)
2東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所
3新潟市水族館マリンピア日本海

概要
コトクラゲは国内では東京湾口部~沖縄海域の太平洋側の幾つかの地点で生息が確認されていますが、日本海側(日本領海内)での発見は初めてとなります。また新潟県沖で発見されたことから生息域の北限記録も更新しました。論文内では2018年、2019年、2022年にマリンピア日本海とアクアマリンふくしまの共同調査で発見された個体について記載されていますが、2023年も発見及び採集に成功しています。
現在アクアマリンふくしまの「海・生命の進化」コーナーで太平洋側の個体と一緒に展示※しながら観察を続けています。この発見により、太平洋側と同様に日本海側にも広く生息している可能性が出てきました。今後も調査を継続し、本種の生息海域を明らかにしていきたいと思います。
※マリンピア日本海では展示していません。

①調査方法
採集装置を付属したROV(遠隔操作型無人探査機:広和株式会社製)を用い水深100-200mを中心に調査

②発見の経緯
マリンピア日本海・アクアマリンふくしまとの共同調査「アカムツ生態調査」で発見
※論文執筆にあたって無脊椎動物の分類研究に精通した幸塚氏(東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所)に参加要請

③論文要約
2022年6月28日、新潟県佐渡海峡沖合のROV(遠隔操作型無人探査機)調査により水深134.5 mと139.9 mから有櫛動物門に属するコトクラゲLyrocteis imperatoris Komai 1941を2個体採集した。これまでに本種は相模湾、駿河湾、鹿児島、沖縄本島さらに韓国、パラオ、ポンペイ、フィリピンの周辺海域からの報告に限られていた。今回の採集標本は日本海側では国内初記録であるとともに、分布域の北限更新記録でもある。本研究では、2018年9月7日と2019年8月26日に同海域で確認された本種の記録映像と今回の採集標本に基づき、詳細な外部形態と採集時の状況、飼育環境について記載した。

コトクラゲとは?
1941年に昭和天皇が相模湾沖で発見され、駒井博士が形態が琴のような形からコトクラゲと名付けました。本種は潮の流れの速い場所で櫛の歯状の2本の触手を長く伸ばし、触手に粘着性物質を分泌することによって海中の動物プランクトンを捕獲します。体色は橙、黄色、白、白地に赤色の水玉模様などバリエーションがあります。水深80m以深に生息し、体が非常に軟らかいため生きた姿を見ることができるのは水族館職員でも稀です。

個体の展示について
アクアマリンふくしまにて翌年2023年に同海域で採集したコトクラゲを展示しています。

※ マリンピア日本海では展示していません。

コバンザメ

太平洋沿岸水槽に入っているコバンザメがたまにアクリルガラスにくっついていることがあります。和名の通り頭部の吸盤が小判のような形になっていることがよく分かります。

1/11~13新潟市に漂着したヤリマンボウを標本展示します

2025年1月11日ヤリマンボウ五ヶ浜漂着

 

1月11日(土)に新潟市西蒲区五ヶ浜で「ヤリマンボウ」が漂着したとの連絡を受け、同日データ収集等の調査を目的に死亡個体を搬入いたしました。
標本の状態が非常に良いことから、冷蔵状態での公開展示を行うことにしましたのでお知らせいたします。
12月巻漁港に漂着したものにつづき、今シーズン2回目の標本展示となります。

なお、鮮度保持の関係から展示は1月13日(月祝)までを予定しております。

 

展示日時:2025年1月11日(土)~13日(月祝)
     開館時間9:00~17:00
※標本の状態によって展示期間が前後する場合があります。
展示場所:本館アクアラボ脇 屋外通路

 

〇 生物情報
和名:ヤリマンボウ(フグ目マンボウ科)
学名:Masturus lanceolatus
全長:113cm 体重:51.2kg

〇 発見について
発見日:2025年1月11日(土)
発見場所:新潟市西蒲区五ケ浜

 


マリンピア日本海では、海岸などに漂着した生物の記録・調査を行っています。>漂着混獲動物 記録

ハナミノカサゴ

ハナミノカサゴの幼魚(当時全長15cm程)が、飼育1年で全長30cm程に成長しました。
飼育開始時は切れて短くなっていた胸ビレも綺麗に再生し、幼魚期にあることが多い眼の上の皮弁も短くなりました。
暖流の旅ゾーン日本海西部水槽で展示しています。

育成中の様子はこちらからご覧ください。
https://twitter.com/Marinepia_PR/status/1446360810238799874

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