みどころ情報
卵からふ化したサケが成長しています (展示終了しました)

サケの稚魚2016/1/13
ふ化後しばらくは砂利の間で腹部についている卵黄嚢の栄養で成長します。
卵黄嚢を吸収し終え泳ぐようになり、餌を食べるようになりました。
野生では泳ぎだして数日から長くても2ヶ月ほどで海に降ります。
「信濃川ゾーン」で観察できます。
これまでの様子はこちらをご覧ください。
カブトガニを展示しています(展示終了しました)
全長約45cmのメスのカブトガニを
「潮風の風景」ゾーンに展示しました。
本種は瀬戸内海や九州北部の干潟に生息していますが、現在では環境破壊が進み、地域によっては天然記念物、環境省のレッドデータリストでは絶滅危惧I類に指定されています。
カブトガニ Tachypleus tridentatus
節足動物門 節口綱 カブトガニ目 カブトガニ科 カブトガニ属。
カニではなく、クモやサソリに近縁の動物で、最大85cmに達します。
当時の形態的特徴を維持したまま現在まで生存してきた「遺存種」いわゆる「生きた化石」の一種です。
死亡漂着ザトウクジラの調査を行いました
平成27年11月3日に新潟県胎内市の海岸で死亡漂着したザトウクジラの調査を行いました。
ザトウクジラは、成体11-16m(出生体長4.5-5m)、極海から熱帯海域に分布し、小型甲殻類や群泳性魚類を捕食します。
長い胸ビレをもつことが特徴で、体長の1/4から1/3の長さがあります。また、胸びれの前縁には、イボ状の突起があります。
漂着個体は、体長6.7m・体重2700㎏の雄で、体表にはフジツボとエボシガイの着生がみられました。
(一財)日本鯨類研究所の海棲哺乳類ストランディングデータベースによると、1832年以降日本海側で10例の報告例がありますが、本例は新潟県初の記録となります。
マリンピア日本海では、海岸などに漂着した生物の記録・調査を行っています。>漂着混獲動物 記録
海岸でクジラ等を見つけた時は、マリンピア日本海まで連絡をお願いします。
上堰潟の水生動物調査を行いました
平成27年9月5日、6日の2日間、新潟市西蒲区にある上堰潟水生動物調査を共催しました。
上堰潟は、越後平野の貴重な水辺の一つで、角田山の麓近くにあります。
農地整備の影響で干上がり、その後、遊水池、都市公園として再生された潟です。
水門などはなく、水路で新川とつながっています。
これまでまとまった調査が行われてこなかったため、魚類をはじめとする水生動物に関する情報は極めて少ない状態でした。
生物多様性保全ネットワーク新潟が主催する本調査では、潟の水生動物相を調べ、在来生態系に悪影響を及ぼす外来生物の生息状況も明らかにしました。
リンク:生物多様性保全ネットワーク新潟(当サイトから離れます)

捕獲されたクサガメの計測.
左下はミシシッピアカミミガメ(要注意外来生物)

刺網で捕獲されたオオクチバス(特定外来生物)
サケの卵を展示しました(孵化しました)

サケの卵(11/28 信濃川ゾーン)
サケは北の海で成長し、3~5年ほど経った秋になると産卵のために生まれた河川に遡上します。
信濃川に遡上したサケから採卵、人工授精した卵を信濃川水槽に展示しました。
12/7現在、ほとんどが孵化しました。

次々と孵化しています。(12/7 信濃川ゾーン)
ラッコの骨格標本を展示しました (展示終了しました)
ラッコの骨格標本を「水辺の小動物」ゾーン、ラッコ水槽脇に新たに展示しました。
陸上哺乳類の特徴を多く残しながら海に適応していった過程がよく見て取れます。
実物のラッコとあわせ、ご覧ください。