葛西臨海水族園よりペンギンを預かりました
葛西臨海水族園のペンギン展示施設の補修工事のため、工事期間中の約1年間フンボルトペンギン20羽を預かり飼育することとなりました。
9月22日(金)に搬入を行い、「ペンギン海岸」で展示しています。
マリンピア日本海のペンギンとは翼に付いているタグの本数が違うので、ぜひ見分けて観察してください。
葛西臨海水族園のペンギン展示施設の補修工事のため、工事期間中の約1年間フンボルトペンギン20羽を預かり飼育することとなりました。
9月22日(金)に搬入を行い、「ペンギン海岸」で展示しています。
マリンピア日本海のペンギンとは翼に付いているタグの本数が違うので、ぜひ見分けて観察してください。
7月2日(日)未明にトドが生まれました。
現在は展示スペースで母仔ともに元気にすごしています。
親仔の最新情報はこちらで発信しています マリンピア日本海SNS
【出産概要】
1.出産日時 7月2日(日)午前4時47分
2.生まれたトドについて
性別:メス
母:愛称 パール
2011年6月15日マリンピア日本海生まれ
母 ナーシ(2017年死亡)
父 タケ(2019年死亡)
父:愛称 テツ
2016年7月10日伊勢シーパラダイス生まれ
2020年12月伊勢シーパラダイスから搬入
3.出産場所および現在の飼育場所
「マリンサファリ・ひれあしの入り江」展示スペース
UX新潟テレビ21で、毎週日曜日 朝8:30~10:00内で「オリジナルCM マリンピアのいきものじかん」を放送しています。
月ごとに問題が変わるので、ぜひご覧ください。
※放送時間が変更になる場合がございます。
※掲載されている生きものは展示している生きものと異なる場合があります。
<バックナンバー>
2023.4「毒をもついきもの篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2023.5「日本海大水槽のお掃除篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2023.6「いきものに由来する地名篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2023.7「海月の読み方篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2023.8「タテジマ、ヨコジマどっち?篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2023.9「砂に潜むいきもの篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2023.10「ゴマフアザラシの耳篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2023.11「カマイルカのヒレ篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2023.12「バイカルアザラシの防寒篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2024.01「サンゴタツ篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2024.02「魚の色篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2024.03「すむ場所で名前が変わる魚篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2024.04「アカムツの口の中篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2024.05「南蛮えびの名前の由来篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2024.06「モリアオガエルの卵篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2024.07「ある楽器が由来のくらげ篇」 問題(Youtube) 答えと解説
2024.08「砂浜にあらわれる穴篇」 問題(Youtube) 答えと解説
飼育個体群の遺伝的多様性を保ち続けるためには、時々別集団からの導入が必要です。
今回は千葉市動物公園から3羽、伊勢シーパラダイスから2羽の計5羽がやってきました。
当面の間は、バックヤードで新しい環境に慣らしながらペアリングを行います。
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コトブキテッポウエビが巣を直している様子です。
すぐに隠れてしまうので、水槽の前でじっと待ってみたら出てくることも…
巣穴の入り口には共生しているハタタテネジリンボウがいるので、目印にしてはいかがでしょうか? pic.twitter.com/3cLG3tYImz— マリンピア日本海PR (@marinepia_PR) February 12, 2020
👆 「コトブキテッポウエビ」と「ハタタテネジリンボウ」は本館地下育成室で展示しています。
海底を泳ぐアカムツの撮影に成功しました。
アクアマリンふくしま「ふくしま海洋科学館」と実施した共同研究により、新潟県新潟市西蒲区間瀬沖の水深150m付近で、海底を泳ぐアカムツを撮影することに成功しました。撮影には、アクアマリンふくしまが所有する水深300mまで潜航可能な水中探査機(ROV)を使用しました。
アカムツは、水深100~300m(成魚は主に200~300m)に生息するスズキ目ホタルジャコ科の魚で、高級魚「のどぐろ」として有名な魚です。新潟市水族館が面する佐渡海峡では、8月下旬から9月下旬にかけ、成魚の多くが水深100m付近まで移動してくることが分かっています。この時期のアカムツは生殖巣が発達した成熟個体が多く、移動は産卵のためと考えられています。
本調査は、謎の多い本種の生態を探り、飼育下で困難となっている繁殖行動のきっかけを見つけることなどを目的として、成魚が浅い海域に移動する8月下旬~9月下旬に、2015年から毎年実施してきました。これまでに調査した水深は、102~208mで、今までに知られていなかった生物の天然海域での生態などが多数確認されています。撮影された生物は約55種に上りますが、過去3回の調査では目的としたアカムツの撮影に成功できておらず、本種の繁殖生態の解明には至っていませんでした。
今回の調査は、これまで同様に、浅い海域に移動する8月下旬(2019年8月26日)に実施しました。水深125~187mをくまなく調査した結果、水深150m付近の砂泥底で、幼魚(水深152m)と成魚(水深154m)の2個体を撮影でき、本種が天然海域で生息している様子を確認することができました。映像から、海底から近い場所に定位し、活発な遊泳をしないことが明らかとなり、水槽内での行動と同じであることが確認されました。その他、幼魚期の生息水深や本種の好む底質などが分かり、生態を知るうえで、とても貴重な情報を得ることができました。
今回撮影された映像や調査によって得られた情報等は、当館で来年開催予定の開館30周年記念企画の中で公開展示いたします。
尚、2018年までに撮影された映像は、本館1階の体験・学習ゾーンにある「アクアラボ」で公開中です。
2019.11.1UP!
カマイルカの誕生後、これまでに見られた変化をご紹介しています。
今回は「母がいない!隣のプールへの道のり」です。
つい最近まで、ある場所へ母親が行くと、仔がついて行けずにオロオロしていました。その場所というのが…隣のプールです。
イルカの飼育施設は屋外のドルフィンスタジアムと屋内プールの間に2つのプールがあります。4つのプールは一列に並んでいて、その間は幅と深さが約1.5mの短い水路でつながっています。健康チェックをするために母親を隣のプールへ連れて行くと、仔はついて行くことができず、水路の入口近くをウロウロと泳ぎ回っていました。
急に狭くなる水路に抵抗があるようですが、ドルフィンスタジアムの広いプールに行くために、いずれは通らなければならない道です。母親について行ければベストでしたが、ここからはトレーニングを通して慣れてもらいます。
近頃仔は母親が隣のプールに行くことに少し慣れ、オロオロしないでトレーナーの前にいます。ただ母親とともにトレーナーが促しても、水路を通る気配はなく、隣のプールへの道のりはまだ遠そうです。
2019.10.25UP!
今回は「母と仔の関係」に注目しました。
誕生直後、母親は仔に常に寄り添っていました。泳ぎの不安定な仔がこの時期大きなケガもなく過ごせたのは、仔がぶつからないように母親がうまく誘導したおかげです。
生後10日ごろから、母親は仔をすぐ後方から眺め、仔は小刻みに方向を変えながらグルグルと泳ぐ行動をするようになりました。その様子はあたかも泳ぎのトレーニングをさせているようでした。この頃から2頭が離れて泳ぐ時間が増えてきました。
最近は泳ぎが上達した仔が母親の目の前をグルグル泳いだり、わざと(?)頭の上に乗っかったりした後、追いかけてもらっているような行動が見られます。仔が前で母親が後ろについて泳ぐ意味合いも変わってきているようです。
それでも仔は激しく泳いだ後は母親の傍にぴったりと寄り添い、目を閉じてゆっくり泳いでいるので、泳ぎながら休む時はまだまだ隣がいいようです。
もうひとつ垢こすりも上達しています。普段イルカは皮膚から出る垢をイルカ同士体をこすりあって落とす行動が見られます。仔も今までは母親に体を擦ってもらっていました。この頃は観覧通路のアクリルガラスの下やステージの出っ張りに自分で体を擦りつける様子も見られています。
2019.10.12
今回は「エサとトレーニング」に注目しました。
今月に入り少しずつ餌の量や形を変えています。今はサバを小さく切ったものと、イカナゴを細く切ったものを与えています。今月末には1日あたり250〜300gぐらい食べるように体調を見ながら少しずつ増やしていく計画です。
仔は笛が吹かれることと餌がもらえることを少しずつ関連付けられるようになってきました。そのため笛を吹くと顔を上げる行動が出ています。上アゴの歯は吻先部分を除き生えてきたので、噛まれると痛いです。口を開けないと餌は与えられませんが、カマイルカの歯は鋭いのでいつもパクパク来られるのは困ります。口を閉じる行動を増やしながら餌を与えるトレーニングは難しいところです。
2019.9.26
7月29日のカマイルカの出産はマリンピア日本海初の出来事でした。誕生からまもなく2か月、これまでに見られた変化をご紹介します。
【しっかり泳ぐ】
生まれた直後の仔は方向転換もおぼつかず、母親は壁に仔がぶつからないよう昼夜問わずにぴったりと寄り添っていました。仔の泳ぎがしっかりしてくるにつれて、母親の誘導は徐々になくなり、今は2頭が離れている時間も多くなっています。最近の仔は母親の行動を真似た逆立ちや立ち泳ぎ、ジャンプなどいろいろな動きをしています。
水底で鼻から出したエアーを水面に上がってしまう前に口でキャッチするなど、遊んでいると思われる行動も出ています。
【ぐんぐん成長】
生まれて1ヶ月頃からトレーナーや餌に慣らすトレーニングを行っています。毎回ショーの片づけを終えたタイミングで母親にエサを与えていますが、その横で別のトレーナーが仔にもエサのサバを与えています。食べさせている量は1日あたり30~50グラムとごくわずか。どれくらい消化できるか不安なので、増量は少しずつです。2か月で体がぐんと大きくなりましたが、栄養の大半を母乳からもらう期間はまだ続きます。
授乳の時、仔は口先と舌も使って吸い付きます。舌の動きを見ると、吸盤のように押し当てて使っているようです。【写真①】は口から舌をぺろりと出した一瞬ですが、舌がこれだけ動くのは仔イルカならでは。舌のふちにヒダがあるのも特徴的です【写真②】。成獣の舌【写真③】と比べてみてください。
ちなみに母親のエサは1日11㎏!通常は7㎏ですが、授乳期間はエサもたっぷりです。