ゴマフアザラシがやってきました
ゴマフアザラシ きなこ
男鹿水族館GAO(秋田県男鹿市)よりゴマフアザラシがやってきました。
9/30(木)よりマリンサファリで一般公開しています。
ぜひ、ご覧ください。
ゴマフアザラシ 愛称「きなこ」メス
2017年4月19日 男鹿水族館GAOうまれ
母親:こまち 父親:ゴクウ
GAO初の人工哺育での育成個体
ゴマフアザラシ きなこ
男鹿水族館GAO(秋田県男鹿市)よりゴマフアザラシがやってきました。
9/30(木)よりマリンサファリで一般公開しています。
ぜひ、ご覧ください。
ゴマフアザラシ 愛称「きなこ」メス
2017年4月19日 男鹿水族館GAOうまれ
母親:こまち 父親:ゴクウ
GAO初の人工哺育での育成個体
9月27日にフンボルトペンギンのタグ(腕輪)を交換しました。
タグ交換作業
今年生まれの幼鳥にもタグを付けました
フンボルトペンギンは2016年末現在、国内では80園館にて1851個体が飼育されています。
当館の飼育数は71個体と80園館中4番目に多い飼育数となっていますが、フンボルトペンギンは野生下では絶滅危惧種であり、野生から新しい個体を導入することはできません。
そのため、日本動物園水族館協会(JAZA)が中心となり国内血統登録台帳を作成し、近親交配の防止や繁殖技術の向上に取り組んでいます。
このように血統の管理を行うためには個体識別が重要となってきます。
当館では、体内にマイクロチップを埋め込み正確な個体識別を行うとともに、一見して個体識別できるように翼の付け根に管理用のタグ(腕輪)をつけています。
このタグは劣化するため、1年に1回、秋季に全個体のタグを交換しています。
老齢によるケアのため2017年7月に展示を終了し、バックヤードにて飼育しているミナミイワトビペンギンの近況をお知らせします。
換羽中(2017.10.13)
換羽後(2017.10.22)
イワトビペンギンと
フンボルトペンギン幼鳥
毎年9月から10月の涼しくなったころに羽根が生え変わりますが、今年も無事に換羽が終わりました。
現在はフンボルトペンギンの幼鳥とともにバックヤードエリアにて活発に生活しています。
※フンボルトペンギンの幼鳥はデビュー前の個体で現在給餌訓練中です。
イワトビペンギン
(2015年11月イベントガイド)
ペンギン海岸エリアに展示しておりましたイワトビペンギン(オス 24歳 2017/6現在)につきまして、
高齢に伴うケアのため、バックヤードでの飼育に切り替えましたので、展示を終了いたしました。
マリンピア日本海ではミナミイワトビペンギンを1990年に6羽搬入し、飼育を開始。
繁殖個体は現在飼育されている1993年6月6日うまれのオス1羽のみです。
片目をケンカで失明し、もう片方の目も白内障を発症しているため両目がほとんど見えていない状況でありながら、活発に生活していました。
しかしこの春頃からペンギン海岸の溝付近をよく歩くようになり、時々溝に落ちてしまう姿を心配するお客様の声が多く寄せられるようになりました。
もともと本種は日本より涼しい地域に生息しているため、新潟の夏の高温は24歳という高齢個体には負担が大きいと判断し、このたびバックヤードでの飼育に切り替えしました。
今後は、展示の予定はありません。
ミナミイワトビペンギン Eudyptes chrysocome
英名"Rockhopper Penguin"
岩を飛びながら移動することから名づけられました。
ミナミ、キタ、ヒガシ(ヒガシはミナミの亜種とされる)に分けられ、国内ではミナミイワトビペンギンとキタイワトビペンギンが飼育されています。
寿命は十分に研究されていませんが、野生下で10~15年、飼育下で25~30年と推測されています。(キタ、ミナミ、ヒガシ全て共通に扱われています)
ミナミイワトビペンギン:絶滅危惧Ⅱ類(VU)国内では12園館 127羽
キタイワトビペンギン:絶滅危惧IB類(EN)国内では7園館112羽
新潟県糸魚川市能生の上越漁業協同組合能生支所のご協力で深海生物の採集を行いました。能生漁港でカニ漁を行っている海富丸に乗船させていただき、水深900m付近のカニかごで混獲される深海魚イサゴビクニンを採集することができました。
イサゴビクニンは大型の深海魚で、大きなものでは70㎝くらいまで成長します。吸盤状に変形した腹鰭を持ち、水槽の壁や岩に吸い付いている様子が観察できます。
日本海固有水コーナーにて展示しています。
2024年11月23日(土祝)から2025年2月24日(月祝)にわたって開催をしておりました「2024 冬 SNSフォトコンテスト」につきまして、174点の作品投稿がありました。
たくさんのご応募ありがとうございました!
審査の結果、最優秀賞には「あれって何かな」(まっくす(@ygaaktoa) さん ) 、
館長賞には「凛々しいまつ毛」(NIMAIGAI-HOTATE(@P_yessoensis)さん ) が選ばれました。
なお最優秀賞作品、館長賞作品については4月2日(水)から館内に展示いたします(要入館)。
次回は4月下旬頃開催の予定です。マリンピア日本海のWEBサイトをぜひチェックしてください!
キンメダイ輸送
約1年ぶりにキンメダイの展示を再開しました。このキンメダイは東海大学海洋科学博物館の協力で、静岡県駿河湾から採集された個体を運んできました。
キンメダイは日本海にも生息している種で、まれに新潟でも漁獲されることがあるようですが、市場に並ぶことは滅多にありません。一方、太平洋では生息数が多く、水産重要種のひとつです。市場に並べられたキンメダイは全身真っ赤で深紅色の魚のイメージがありますが、生きている時のキンメダイは背側が赤く、腹側に向かって淡くなり、腹部は銀色をしています。
キンメダイは、水深200m以深の深海に生息しているので採集が難しく、生きて飼育されている姿を見る機会は多くありません。
キンメダイは本館地下「黒潮洗う太平洋岸コーナー」でご覧いただけます。
水槽の壁に貼りつくコンペイトウ
「日本海」ゾーンの「佐渡の深海」コーナーにコンペイトウとホテイウオを展示しました。
同じダンゴウオ科ですが姿や動作が異なります。
一つの水槽に展示していますので比べてみてください。
●コンペイトウは、山口県以北の日本海、北海道周辺〜アラスカ湾に分布しています。
その名の通り丸い体はゴツゴツした突起で覆われています。
腹ビレは、左右が一体化して吸盤状になっていて、水槽内では壁に貼りついていて、あまり泳ぐことはありません。
●ホテイウオは、兵庫県、神奈川県以北の本州と北海道周辺に分布しています。
体表は軟らかくブヨブヨしています。
腹ビレは吸盤状で、水槽の壁に貼りつきますが、時々泳ぎまわります。
泳ぐホテイウオ
ビクニン
深海生物は、水深200m以深に生息している生物です。
日本海の水深300m以深には「日本海固有水」と呼ばれる大きな水のかたまりがあり、その水温は年間を通して2℃以下です。
そのような低水温環境に生息している生物を採集するには、表層水温の低い冬季が最も適しています。
現在、新潟漁協西蒲支所の協力で、水深300mに生息する深海生物を収集しています。底曳網には珍しい深海生物が時々入ります。
水族館では展示されることが少ないコンペイトウ、トクビレ、ヤセテングトクビレ、ビクニン、ナガヅカ、ガンコなどの深海魚、深海性のイソギンチャクなどが獲れています。
2月末には、のとじま臨海公園水族館(石川県)の協力により、定置網で獲れたマダラを輸送。鶴岡市立加茂水族館
(山形県)との生物交換で、ホテイウオを入手しました。
3月に入り、上越漁協能生支所の協力で、水深800mに生息する大型のイサゴビクニンやベニズワイガニを入手、市立室蘭水族館(北海道)との生物交換でスケトウダラを入手しました。
これらの深海生物は、予備水槽で採集時にできた傷の手当てを行った後、展示水槽に移します。もうしばらくお待ちください。
●コンペイトウ・ホテイウオを展示しました。
水ダモでマダラを運ぶ
海水氷で冷やしながら
ベニズワイガニを運ぶ
イサゴビクニン
*網を使うと体表がすれてしまうので、ビニル製の「水ダモ」を使って水と一緒に魚の移動を行います。