日本海大水槽にスマを展示しました。
スマ Euthynnus affinis
スズキ目 サバ科
> 生物図鑑 スマ
背ビレ(第1背鰭)、胸ビレ、腹ビレは身体に沿って折りたたむことができ、体にある溝に収納できるつくりになっています。これらは、泳ぐ際の抵抗を減らす構造といわれています。
泳ぎの速い種で、展示した直後は高速で泳ぎまわり、壁に激突するのではないかと心配されました。現在は水槽にも慣れ、群れを形成して落ち着いた速度で泳いでいます。 壁に近づいたスマを観察していると、折りたたまれていたヒレを広げる動作が見られます。これは、抵抗を増すことにより減速し、壁を迂回するための旋回を行ったり、体の安定を保ったりするために行っています。
泳いでいるスマのヒレの動きに注目して、高速遊泳に適した体のつくりを観察してみてはいかがでしょうか。